臥床(がしょう)と離床(りしょう)とは?介護現場でよく使われる用語をわかりやすく解説!
介護の現場では日常的に使われる「臥床」「離床」という言葉。初めて介護に関わる方にとっては聞き慣れない用語かもしれません。
この記事では、臥床・離床の意味や介助内容、注意点をわかりやすく解説します。
臥床(がしょう)とは、利用者さんがベッドや布団に横になっている状態を指します。眠っている・起きているに関係なく、横になって安静にしている状態すべてを含みます。
介護施設や病院では、「今は臥床中です」「臥床介助が必要です」などのように使われます。日常生活の中で臥床している時間が長い方も多く、ケアの質が生活の質に直結します。
臥床状態へ移行したり、臥床中の体勢を整えるための支援を「臥床介助」といいます。
ベッドに横になってもらう手助け
おむつ交換のための体位変換
体勢が崩れないようにクッションで調整
床ずれ予防のための体位変換(2〜3時間ごとが基本)
同じ姿勢が続くと褥瘡(じょくそう/床ずれ)になるリスクがあります。定期的な体位変換が重要です。
関節拘縮(関節が動かなくなる)や筋力低下を防ぐ工夫も必要です。
離床(りしょう)とは、利用者さんがベッドから起き上がることを指します。単に座るだけでなく、立ち上がる、車椅子に移るといった行為も含まれます。
「今日は○時に離床予定です」「離床介助をお願いします」など、利用者の活動やリハビリの進捗を示す言葉として日常的に使われます。
離床を支援するための介助を「離床介助」といいます。介護が必要な方が安全に活動を始めるために欠かせない支援です。
ベッドから車椅子への移乗介助
食事・トイレのための立ち上がりサポート
起床時の声かけ、上体を起こす手助け
筋力・体力の維持
認知機能・精神面の安定
褥瘡や血栓などの合併症予防
高齢者や要介護者にとって、積極的な離床が健康維持につながるとされ、介護現場ではとても重要視されています。
用語 | 状態 | 介助の目的 | 注意点 |
|---|---|---|---|
臥床 | ベッドなどで横になっている | 安静、休息、体位変換など | 床ずれ・関節拘縮に注意 |
離床 | ベッドから起き上がっている | 食事、排泄、活動・リハビリなど | 転倒防止、体調変化に注意 |
筋力の低下
関節の動きが悪くなる(拘縮)
褥瘡(床ずれ)の発生
血栓や誤嚥性肺炎のリスク増加
意欲の低下
孤独感や抑うつ的傾向
認知症の進行リスク
一般的には1日4〜6時間程度の離床時間が望ましいとされています。
※個々の体調や医師の指示により異なる場合があります。
臥床中の姿勢を指します。以下のような種類があります:
仰臥位(ぎょうがい):仰向け
側臥位(そくがい):横向き
腹臥位(ふくがい):うつ伏せ
朝の声かけや、ベッドから起きる手助け、洗面・着替えなども含まれる一連のサポートです。
夜間、ベッドに誘導し寝る準備を支援すること。臥床介助も含まれます。
介護現場での「臥床」と「離床」は、日々のケアにおいて非常に基本的かつ重要な概念です。特に初めて介護に携わる方にとっては、
臥床=寝ている状態
離床=起きて活動している状態
という基本的な意味をしっかり理解しておくことが、適切な介助や安全な支援につながります。
ご家族やスタッフとの情報共有にも役立ちますので、ぜひ覚えておきましょう。
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